第38回演奏会
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オーケストラ・ニッポニカ第43回演奏会「社会への眼差し」のチケット販売を、明日より開始いたします。
一人でも多くの方に演奏会に足を運んでいただけますよう 完成したチラシの配布やSNS発信などに、取り組みます。
指揮は、野平一郎ミュージック・アドヴァイザー。チェロ協奏曲のソリストに横坂源さん、また交響曲に入るソプラノのソリストに竹多倫子さんを迎えます。
今回もU25席を扱いますが、当日窓口販売のみとなります。くわしくは、公式HP内チケット情報をご覧ください。
(2023.08/21)

本年6月で野平一郎ミュージック・アドヴァイザーの任期満了の予定でしたが、この度、2年延長されることになりましたので、謹んでご報告申し上げます。
(2023.08/21)

昨年度に開催された設立20周年記念連続演奏会シリーズの批評記事が掲載されました。
・ 読売新聞 2022年8月12日夕刊(連続演奏会T)
・「音楽の友」2023年1月号 Concert Reviews欄 (連続演奏会U)
・ 「メルキュールデザール」blog 2023年4月15日(連続演奏会V)
設立20周年にフォーカスした野平一郎ミュージック・アドヴァイザーへのインタヴュー記事が、掲載されました。
・東京新聞 7月12日夕刊
・音楽之友 2022年12月号
(2023.08/21)

次回演奏会のソリストが決まりました。
三善晃『谺つり星<チェロ協奏曲第2番>』のチェリストに、横坂源さん。
横坂さんは、第7回齊藤秀雄メモリアル基金賞、第59回ミュンヘン国際音楽コンクール・チェロ部門で2位を受賞して、国際的なキャリアを誇る奏者です。
そして、林光『交響曲第3番〈八月の正午に太陽は…〉』のソプラノに、竹多倫子さん。
竹多さんは、第82回日本音楽コンクール声楽部門(オペラ・アリア)第1位及び岩谷賞(聴衆賞)を受賞後、イタリアで研鑽・デビューしました。
このふたつの作品は、ともにサントリー芸術財団によって委嘱、初演されました。
気鋭のソリストたちの演奏に、ご期待ください。
チケット発売開始は、8月中旬の予定です。
(2023.06/15)

【東京音楽大学付属図書館ニッポニカ・アーカイヴ】
オーケストラ・ニッポニカでは2014年より、演奏のために整えた譜面のうち、諸権利関係を確認できたものに限り「東京音楽大学付属図書館ニッポニカ・アーカイヴ・コレクション」に寄託するアーカイヴ活動をしております。現在51曲が寄託されており、演奏のために貸し出されるなど、活用されています。
東京音楽大学付属図書館ニッポニカ・アーカイヴページはこちら
この度、昨年度演奏した諸井三郎の交響曲第2番を含め、下記3曲を寄託いたしました。
・交響曲第1番
・交響曲第2番
・ソプラノのための二つの歌曲(中原中也詩)
該当ページはこちら
(2023.06/14)

【「演奏会記録」を作成しました】
ニッポニカでは2002年の設立から20周年を記念し、『オーケストラ・ニッポニカ演奏会記録 2002〜2023』を作成いたしました。内容は、44回余の演奏会ごとに企画主旨、日時とプログラム、チラシ画像を掲載し、巻末に曲目ごとの編成、初演、使用楽譜等のデータをまとめ、本文への索引としたものです。この冊子は3回にわたった20周年記念連続演奏会にて、プログラムの別冊としてご来場の皆様にお配りしました。余部は、プログラム同様にご希望の方にお頒けいたします。詳細はこちらをご覧ください。
(2023.06/14)

【演奏会、無事終了しました】
3月25日、紀尾井ホールにて、設立20周年記念連続演奏会Vが無事に終了いたしました。
季節が逆戻りするような冷たい雨が降る中、ご参集くださいましたお客様に御礼申し上げます。
ニッポニカの委嘱に応えて野平一郎ミュージックアドヴァイザーが激務の中で書いて下さった作品を、ご自身の指揮によって世界初演させていただいたことは、 団として本当に嬉しいことでした。永冨正之「1楽章の交響曲」の日本初演には、終演後から続々と反響をいただいています。その2曲を含む計5曲と盛り沢山でしたが、発見に満ちたリハーサルを重ね、その結果としてシリーズを締めくくる演奏会を恙なく終えることが出来ました。
次回演奏会は11月12日(日)紀尾井ホールにて。チェロ協奏曲や交響曲にソプラノが入るなど、ヴァラエティに富んだプログラムとなりますので、ご期待下さい。
(2023.04/20)

野平一郎ミュージックアドヴァイザーに作曲委嘱をした、ニッポニカ設立20周年記念作品のタイトル『言葉にならない世界へ 《Au seuil du monde indicible pour orchestre》』が入ったチラシが完成しました。
作品のタイトルについて作曲家は、次のように述べています。
「Seuil pour orchestre というタイトルですが、在るものと無いものとの「境」という意味で用いています。一方に創世記のイメージ、未だ未分化の世界、言葉が機能していない世界、コミニュケーションが限定されている世界との境界へアプローチしていく、といった内容です。」
演奏会は、3月25日(土曜日)14時30分開演 紀尾井ホールにて。
チケットは、本日1月16日(月)販売開始です。
(2023.01/16)

2022 年 7 月から 8 月にかけて実施されたクラウドファンディングは、予想以上の方々からのご支援により目標金額を超えて終了いたしました。感謝をこめてご支援いただいた方のご芳名を「クラウドファンディングのページ」内に掲載いたしました。
(2023.01/16)

【メディア掲載のお知らせ】
創立20周年についての取材記事及び7月に開催された第40回演奏会の批評記事、さらに7月に発売されたCDについての記事が掲載されました。
「東京人」 2022年4月号 2022年おすすめ公演情報欄(設立20周年記念演奏会I)
「サラサーテ」2022年8月号 Topics欄(「オーケストラ・ニッポニカ クラウドファンディングで運営費を募る」)
東京新聞 2022年7月12日夕刊(「現代に響く国内作曲家の音色」野平一郎ミュージックアドヴァイザーへのインタヴュー)
レコード芸術 2022年9月号 新譜月評・現代曲欄「松村禎三/交響作品集」(特選盤)
読売新聞 2022年8月12日夕刊(評:オーケストラ・ニッポニカ第40回演奏会)
朝日新聞 2022年8月18日夕刊 for your Collection欄「松村禎三/交響作品集」(推薦盤)
(2022.09.10)

芥川也寸志メモリアルオーケストラ・ニッポニカのクラウドファンディングは、昨日、目標をはるかに超えて終了いたしました。最終日まで、本当にたくさんの熱いご支援をいただき、ありがとうございました。
この約2ヶ月の間、たくさんのご支援だけでなく、たくさんのお心のこもった応援メッセージをいただきましたことは、望外の喜びでした。私どもの活動を普段ご存じない方から、あたたかい励ましや本気の叱咤のお言葉をいただくとは想像もしておりませんでした。
こうして私どもの活動に心を寄せてくださる方々のお声に触れられ、改めてこのクラウドファンディングに挑戦して良かったとの思いを強くしました。
今後もいただきましたご厚志に応えられるよう、気持ちも新たに活動に励んでまいります。重ねてになりますが、みなさまからのご支援に心より御礼を申し上げます。
ありがとうございました。
(2022.09.01)

オーケストラ・ニッポニカはこれまでに開催した演奏会のプログラム冊子バックナンバー を、演奏会会場にて実費でお頒けしていますが、スペースの関係で全てのプログラムを並 べることができません。そこで新たに、ウェブサイトで事前に予約を受け付け、次回 演奏会会場でお渡しすることといたしました。
詳しくはこちらをご覧ください。(2019.6.7)

ニッポニカTwitter、Facebookをご覧下さい
ニッポニカの日々の活動の様子は、ニッポニカ公式Facebookページ、Twitterでご案内しています。(2013.03.12)
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ニッポニカメンバーによるブログもご覧ください。
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【第43回演奏会 <社会への眼差し>】
20世紀という時代の政治、経済、社会の出来事に向き合い、時には歴史や伝統を問い直し、抗いながら生き抜いた日本の作曲家たちは、自己の存在意義をかけて芸術的な創作活動を行いました。それらの実践は、特に1990年代を中心にに生み出された作品群に結実しています。
彼らが≪社会への眼差し≫を持って作曲したオーケストラ作品は、今も尚、現代社会に訴えかける明確なメッセージ性を持っています。池辺晋一郎の「悲しみの森」(1998年)は、“世界的な環境破壊で森が喘いでいるような状況に対する作曲家の気持ち”を表現しています。吉松隆の「鳥のシンフォニア(若き鳥たちに)」(2009年)は、21世紀に書かれた作品ですが、“これから音楽の広大な森を自由にはばたく「若い鳥たち」によせる賛歌”です。三善晃の「谺つり星〈チェロ協奏曲第2番〉」(1996年)は、敗戦後50年を迎えたことを機に彼が創作を始めた交響四部作のうちの2作目の作品で、管弦楽の大音量に覆い隠される独奏チェロの姿は、三善晃のオペラ「遠い帆」(1999年)に於ける、権力者の野望の捨て石にされた主人公・支倉常長の姿に重なってみえます。林光の「第3交響曲《八月の正午に太陽は...》」は、作曲者が“北京の春”と呼んだ1989年の天安門事件を切っ掛けにして、弾圧された若者たちに心を寄せた声楽付きのシンフォニーです。
「21世紀は文化芸術が力を発揮する時代となる」、世紀末が迫った1990年代に、このような主張が官民によって喧伝されたことを覚えていますか。しかし21世紀になっても日本の一般的な生活水準は分断され、今や文化予算、教育予算などは削減される一方です。

鈴木秀美 野平一郎/指揮
神戸生まれ。「東京藝術大学、同大学院修士課程修了後、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に学ぶ。在学中より作曲・ピアノ・指揮・プロデュース・教育など多方面にわたる活動をおこなう。ピアニストとしては内外のオーケストラにソリストとして出演する方くの国際的名手たちと共演し、室内楽奏者としても活躍。レパートリーは古典から現代まで幅広い。近年はコンチェルトの弾き振りや、自作自演を含めた指揮活動も多い。90枚を超すCDをリリース、その中にはベートーヴェンやモーツァルトのピアノ・ソナタ全集、武満徹や湯浅譲二のピアノ作品全集、間宮芳生のオペラ「ニホンザル・スキトオリメ」、自作、演劇的組歌曲「悲歌集」などが含まれる。


横坂源 横坂 源/チェロ
新潟市出身。桐朋学園女子高等学校(男女共学)を卒業後、ソリストディプロマ・コースを経て、シュトゥットガルト国立音楽大学、並びにフライブルク国立音楽大学で研鑚を積む。これまでに鷲尾勝郎、毛利伯郎、ジャン=ギアン・ケラスの各氏に師事。2002年全日本ビバホール・チェロコンクール史上最年少で第1位。2005年出光音楽賞、2008年齋藤秀雄メモリアル基金賞、2010年ミュンヘン国際音楽コンクール第2位、2012年ホテルオークラ音楽賞など多数受賞。2009年には、全ドイツ学生音楽コンクール室内楽部門で第1位を受賞。

横坂源 竹多 倫子/ソプラノ
石川県出身。愛知県立芸術大学卒業、東京藝術大学大学院修了。第47回日伊声楽コンコルソ第1位及び歌曲賞。第82回日本音楽コンクール声楽部門(オペラアリア)第1位及び岩谷賞(聴衆賞)、E.ナカミチ賞。オルヴィエート国際声楽コンクールにて『蝶々夫人』題名役を歌唱して優勝。文化庁新進芸術家海外研修制度及び五島記念文化賞オペラ部門新人賞により渡伊、マンチネッリ歌劇場『蝶々夫人』題名役にてイタリアでのオペラデビューを果たす。

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ニッポニカでは2014年より、演奏に使用した楽譜等の資料の一部を東京音楽大学付属図書館に寄託しております。
『東京音楽大学付属図書館ニッポニカ・アーカイヴ』のサイトへは、下のバナーからどうぞ.
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オーケストラ・ニッポニカ演奏会ライブCD
スキトオリメCD 松村禎三: 交響作品集
指揮/野平一郎 ピアノ/渡邉康雄
スキトオリメCD 間宮芳生/ オペラ「ニホンザル・スキトオリメ」
指揮/野平一郎
芥川CD 芥川也寸志/ 交響曲第1番 交響三章
指揮/鈴木秀美
池野石井CD 池野成/ ラプソディア・コンチェルタンテ 石井眞木/ アフロ・コンチェルト他
20回演奏会CD 山田和男/ もう直き春になるだらう、大管絃楽の為の交響的「木曾」他

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