古楽同県・新楽共創 inマニラ |
≪古楽同源・新楽共創≫日本・フィリピン友好合作現代音楽祭
≪古楽同源・新楽共創≫ 日本・フィリピン友好合作現代音楽祭へ向けて
文化交流が、国際交流における重要な部門の一角を占めていることは、論を待ちません。政治や経済の交流に先立って、互いの民族の異なった伝統、風習や文化への敬意と理解を持つことが、国際交流の礎であり最初の一歩です。アジアの国々は、戦争や植民地主義の嵐に耐えて、今日までその文化を守ってきました。そのなかにあって、音楽はいつの時代も人々の心を慰め、勇気づけてきました。 「アジアの古来の音楽の源流は同じである。いまこそ、新しい音楽を共に創っていこう。」という指針を掲げるこの音楽祭は、国際的に活躍した作曲家、故・石井眞木(1936〜2003)の原案・企画によって始められました。 2004年10月 「古楽同源・新楽共創 日中友好合作現代音楽祭」東京・北京 (国際交流基金、東京都等助成) 2007年11月 「古楽同源・新楽共創 日越友好合作現代音楽祭」ハノイ (文化庁国際交流事業) 実施にあたっては、それぞれの国の作曲家へ新作を委嘱し、また演奏家とも共演をするという積極的で創造的な活動をおこなってきました。活動は一過性ではなく、その後も作曲家や演奏家との交流は相互に継続されて、広がりをみせています。 2013年2月には、フィリピンの首都マニラにおいて室内楽とオーケストラによる音楽祭を開催します。音楽祭は、芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカ/Tokyo とCultural Center of the Philippinesとの共同主催、日本国文化庁の国際芸術交流支援事業(東アジア交流事業部門)に採択されています。音楽祭の内容は、日本とフィリピン両国の作曲家による、著名作品と新規委嘱作品によって構成され、フィリピンの室内楽奏者、ソリストの参加も予定しております。また、マニラにおける記者会見、関係者を招待したレセプションなどを開催して、日本とフィリピンの音楽の国際交流の絆を深める所存です。現在、他のアジアの国々に比較して必ずしも活発ではない日本とフィリピン両国の文化交流へ少しでも寄与することを願って、この音楽祭の企画を推進して参ります。
オーケストラ・ニッポニカ マニラ公演企画の経緯について
平成20年10月:Raul M.Sunico,Ph.D氏(当時University of Santo Tomas音楽学部長)へオーケストラ・ニッポニカの活動資料録音提供。
平成22年 :Sunico氏、Cultural Center of the PhilippinesのPresidentに就任 平成22年11月:Sunico氏が国際交流基金の招きで来日の際に、当該マニラ公演の企画について東京において検討会議を開催。 以降、メールなどにて、企画内容を詰める。 平成23年10月:オーケストラ・ニッポニカの代表2名が、Cultural Center of the Philippinesを正式訪問する。 平成23年10月:Cultural Center of the Philippinesよりオーケストラ・ニッポニカに対して正式な招聘状が届いた。 平成24年3月 :文化庁 国際芸術交流支援事業として委託される。 |